しふ/強ふ
このテキストでは、ハ行上二段活用の動詞「
しふ/強ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行上二段活用
未然形 | しひ |
連用形 | しひ |
終止形 | しふ |
連体形 | しふる |
已然形 | しふれ |
命令形 | しひよ |
■意味:他動詞
無理強いする、押し付ける。
[作者]:
火鼠の皮衣 竹取物語
「この翁は、かぐや姫のやもめなるを嘆かしければ、よき人にあはせむと思ひはかれど、せちに「否」と言ふことなれば、え
強ひねば、ことわりなり。」
[訳]:この翁は、かぐや姫が独身であるのを嘆かわしく思っていたので、よい人と結婚させようと思い画策するのですが、ひたすら「いやだ」と言うことであるので、(結婚を)
無理強いすることもでないので、(こうして期待するのも)もっともなことです。