みちすがら/道すがら/途次
このテキストでは、古文単語「
みちすがら/道すがら/途次」の意味、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味
道中ずっと、歩きながら。
[出典]:
これも仁和寺の法師 徒然草
「響きて堪へがたかりければ、かなはで、すべきやうなくて、三つ足なる角の上に帷子をうちかけて、手を引き杖をつかせて、京なる医師のがり、率て行きける
道すがら、人のあやしみ見ること限りなし。」
[訳]:(足鼎をたたいたときの音が頭に)響いて我慢できなかったので、(打ち割ることが)できず、手の施しようがないので、(足鼎の)3つの足の上に帷子をかけて、手を引き杖をつかせて、都の医者のもとへ、連れて行った
道中ずっと、人が不思議に見ることこの上ない。