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9_80 ことば / 単語

古文単語「くくもりごゑ/くくもり声」の意味・解説【名詞】

著者名: 走るメロス
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くくもりごゑ/くくもり声

このテキストでは、古文単語「くくもりごゑ/くくもり声」の意味、解説とその使用例を記している。

※「くぐもりごゑ/くぐもり声」とも。
名詞

意味

(内にこもって)
はっきりしない声、はっきりと聞こえない声

[出典]これも仁和寺の法師 徒然草
「医師のもとにさし入りて、向かひゐたりけむありさま、さこそ異様なりけめ。ものを言ふも、くぐもり声に響きて聞こえず。」

[訳]:医者の所(家の中)に入って、(医者に)向かって座っていたであろう有様は、さぞかし風変わりであっただろう。ものを言うにも、(足鼎の)内にこもってはっきりしない声に響くので(周りの人には)聞こえない。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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