カトリックと首位権
五本山と中心として、キリスト教は発展していくわけですが、時代と共にそれぞれの聖地に変化が現れます。
まず、アンティオキア、イェルサレム、アレクサンドリアは、7世紀以降イスラム教徒に占領され、以降
イスラム勢力圏に置かれました。
また、コンスタンティノープルは、ビザンツ帝国の成立と共に
ギリシア正教の総本山となります。
この時ローマが主張したのが
首位権という権利です。
首位権とは、五本山のなかで最も権力を持つ首位教会としての権利のことです。ローマはローマ帝国の首都であり、イエスの弟子
ペテロの墓が存在するとされたことから、首位権を強く求めました。
(使徒ペテロ)
これ以降、イスラム圏に組み込まれた三教会を除き、ローマとコンスタンティノープルが激しく争うようになります。