ゐなかわたらひ/田舎渡らひ
このテキストでは、古文単語「
ゐなかわたらひ/田舎渡らひ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
地方を回って暮らすこと。
[出典]:
筒井筒 伊勢物語
「昔、
田舎わたらひしける人の子ども、井のもとにいでて遊びけるを...」
[訳]:昔、
地方をまわって生計をたてていた人の子どもが、井戸の辺りに出て遊んでいたのですが...
備考
「田舎渡らひす」でサ行変格活用の動詞とする考え方もある。その場合の活用は以下の通り。
■自動詞
未然形 | 田舎渡らひせ |
連用形 | 田舎渡らひし |
終止形 | 田舎渡らひす |
連体形 | 田舎渡らひする |
已然形 | 田舎渡らひすれ |
命令形 | 田舎渡らひせよ |