源氏物語『住吉参詣』
このテキストでは、
源氏物語の一節『
住吉参詣』の「
かの明石の舟、この響きにおされて」から始まる部分の品詞分解を記しています。この話は「澪標(みおつくし)」の巻に収録されてされています。
※現代語訳はこちら
「かの明石の舟〜」の現代語訳・口語訳と解説
※
源氏物語は平安中期に成立した長編小説です。一条天皇中宮の藤原彰子に仕えた
紫式部が作者というのが通説です。
品詞分解
※名詞は省略しています。
か | 代名詞 |
の | 格助詞 |
明石 | ー |
の | 格助詞 |
舟、 | ー |
こ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
響き | ー |
に | 格助詞 |
おさ | サ行四段活用・未然形 |
れ | 受身の助動詞・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
過ぎ | ガ行上二段活用・連用形 |
ぬる | 完了の助動詞・連体形 |
こと | ー |
も | 係助詞 |
聞こゆれ | ヤ行下二段活用・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
知ら | ラ行四段活用・未然形 |
ざり | 打消の助動詞・連用形 |
ける | 詠嘆の助動詞・連体形 |
よ | 終助詞 |
と | 格助詞 |
あはれに | 形容動詞・ナリ活用・連用形 |
思す。 | サ行四段活用・終止形 |
神 | ー |
の | 格助詞 |
御しるべ | ー |
を | 格助詞 |
思し出づる | ダ行下二段活用・連体形 |
も | 係助詞 |
おろかなら | 形容動詞・ナリ活用・未然形 |
ね | 打消の助動詞・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
「いささかなる | 形容動詞・ナリ活用・連体形 |
消息 | ー |
を | 格助詞 |
だに | 副助詞 |
し | サ行変格活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
心 | ー |
慰め | マ行下二段活用・未然形 |
ばや。 | 終助詞 |
なかなかに | 形容動詞・ナリ活用・連用形 |
思ふ | ハ行四段活用・終止形 |
らむ | 原因推量の助動詞・終止形 |
かし。」 | 終助詞 |
と | 格助詞 |
思す。 | サ行四段活用・終止形 |
御社 | ー |
立ち | タ行四段活用・連用形 |
給ひ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
所々 | ー |
に | 格助詞 |
逍遥 | ー |
を | 格助詞 |
尽くし | サ行四段活用・連用形 |
給ふ。 | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・終止形 |
難波 | ー |
の | 格助詞 |
御祓へ、 | ー |
七瀬 | ー |
に | 格助詞 |
よそほしう | 形容詞・シク活用・連用形のウ音便 |
つかまつる。 | ラ行四段活用・終止形 |