地球のはじまり
地質年代
地球の誕生以来、地質年代で大別すると
始生代・原生代・古生代・中生代・新生代に大別されます。新生代は第三紀と第四紀に分けられます。第四紀の約170万年前から約1万年前までを
更新世(洪積期・氷河時代ともいう)と呼び、この後現在に至るまでの1万年を
完新世といいます。
ステゴドン象やナウマン象、マンモス、エゾジカ、ヘラジカなどの動物が大陸から渡ってきた頃、人類も進化を遂げました。
最初の人類は
猿人(アウストラロピテクス)で、その後
原人(北京原人・ピカンテス=エレクトゥス)→
旧人(ネアンデルタール人)→
現生人類(クロマニョン人)→
更新世人類(旧石器時代人)と進化していきます。
各地の化石人骨
各地で
化石人骨が出土するようになったのが更新世の時代で、
明石人骨・牛川人骨・三ヶ日人骨・浜北人骨・聖岳人骨・港川人骨などが出土しています。この中で港川人は中国の
柳江人に近いとされています。
さて、更新世で、人類が
打製石器や
骨角器を使用し始めた時代を旧石器時代といいます。この時代、人々は狩猟や漁猟をしていました。この後、
中石器時代→新石器時代→青銅器時代→鉄器時代と続きます。縄文文化に先行する文化を先土器文化といい、代表的な遺跡が
関東ローム層で
相沢忠洋が1949年に発見した
岩宿遺跡です。他にも早水台遺跡・座散乱木遺跡・馬場壇A遺跡などがあります。
旧石器時代には石を砕いて作った打製石器が使われ、
握槌(握斧)・石斧・石刃・尖頭器・槍・細石器などがありました。