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『愛蓮説』現代語訳(口語訳)・書き下し文と解説

著者名: 走るメロス
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現代語訳(口語訳)

水の中や陸の上の花には、愛でるものが大変たくさんあります。

晋の陶淵明は、ただ一人菊を愛しました。

唐の王朝以来、世の中の人々は牡丹を愛でています。

私はただ一人、蓮が、汚泥から咲き出でてもその泥には染まらず、清らかなさざ波に洗われてもなまめかしさはなく、(茎の)中は穴が通っていて外はまっすぐ(に伸び)、蔓がなく枝がなく、その香は遠くでますます清らかにただよい、まっすぐに清らかに立って、遠くから眺めることはできても手に取ってもてあそぶことはできない様子を愛すのです。

私は、菊は花の中では、隠居した者で、牡丹は花の中では、富貴な者で、蓮は花の中では君子だと思うのです。

ああ、菊を愛する人は、陶淵明の後(その存在を)耳にすることはほとんどありません。

蓮を愛する人で、私と同じぐらいの(蓮のことを愛している)人はどのような人でしょうか。

牡丹を愛する人が(世の中に)多いのは、(富貴を望むこの時代にあって)なるほどもっともなことですなあ。

単語・文法解説

多い
李唐昔中国にあった国「唐」の別称。李は唐王朝の姓のこと
不妖なまめかしくない
亭亭樹木などがまっすぐと生えている様
褻翫手に取ってもてあそぶ
不可褻翫「不可A」で「Aすることができない」と訳す
隠逸俗世間から離れて隠れ住むこと
富貴財産と地位。「富貴者」とは「財力があって地位が高い者」を指す
何人「何人いるのでしょうか」と訳す場合もある
宜乎「宜(むべ)」とは「もっともである」と訳す


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『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

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