はじめに
現在、世界に存在している国や地域(国と主張するも、国として認められていないもの)は
200を超えています。
国名にはそれぞれ由来があり、ここではいくつかを例に説明してみましょう。
日本
日本の由来には様々な説があり、ここで述べるのはそのうちの1つです。
「日本」と名乗るまで日本は、倭と呼ばれていました。
(
【日本はなぜ倭と呼ばれたのか】)
当時の日本を治めていたのは「ヤマト」と呼ばれる人々で、倭を「ヤマト」と読んでいたとされます。そのうち倭の代わりに「和」を用いるようになり、それが変化して「大和」となります。大和政権の「大和」に通じますね。
そして600年〜700年頃に「日本」という呼び名が使われるようになりました。
アメリカ合衆国
英語では「
USA(United States of America)」と呼ばれています。
アメリカという名前は、イタリア人の探検家
アメリゴ・ベスプッチの名前に由来しています。アメリカ大陸に上陸したのはコロンブスの方が先でしたが、コロンブスは、発見した大陸が「アジアの大陸」であると考えていました。ベスプッチはコロンブスよりも遅れてアメリカ大陸に上陸したにもかかわらず、最初に「アメリカ大陸」と認識した人物であったことから、このことがヨーロッパ全土に広まったと言われています。