まして~ならなおさら
「彼はスペイン語が話せる。ましてや英語ならなおさらです。」や「彼は英語が話せない。ましてやフランス語はなおさらです。」のように「
まして~である」、「
なおさら~だ」と言いたいときがありますよね。
2つ例を挙げましたが、実は
ポジティブな内容を伝えるのか、それともネガティブな内容を伝えるのかで用いる表現が異なります。「彼はスペイン語が話せる。ましてや英語ならなおさらです。」はポジティブな内容で、「彼は英語が話せない。ましてやフランス語はなおさらです。」はネガティブな内容になります。
■much more
ポジティブな内容を伝えるときには"
much more"を使います。
"He can speak Spanish,
much more English."
■much less
ネガティブな内容を伝えるときには、"
much less""を使います。
"He can't speak English,
much less French."
ネガティブな内容とは、必ずしも否定表現(notやnever)が用いられているというわけではなく、文章の内容で判断します。例えば「彼は友達の言うことを聞こうとしない。ましてライバルならなおさらだ。」は、ネガティブな内容になります。これを英語で表すと
"He won't listen to his friends, much less his rivals."
となります。