評論文を読むときに注意すべきこと
評論文は、筆者が自分の意見を伝えるために書かれる文章です。読者に自分の考えが正しいと納得してもらうために、評論文では論理的に理由や根拠を説明したり、具体的な例や引用を使用したりします。評論文には3つのパターンがあります。一つは最初に筆者の意見を述べる頭括型、もう一つは最後に筆者の意見を述べる尾括型、そして最初と最後に筆者の意見を書く双括型です。評論文を読むときには、文章の構造や接続語に注目して、どのような背景から文章が書かれ、どうすれば筆者の主張や理由を理解することができるか考えることがポイントになります。評論文は専門家が書くものなので、難しい言葉や表現が使われることもありますが、基本的にはできるだけ分かりやすい文章を作るように心がけられています。
評論文が苦手な人の特徴として、
自分の意見と筆者の意見とをリンクさせて勝手な解釈を加えてしまう傾向があります。
現代文全般で言えることですが、現代文の文章を解くときの流れは
■1:文章を読む
■2:設問を読む
■3:問題を解く
大きく分けてこの3つだと思います。
特に1と2の部分ですが、文章を読んだ段階で
自分の感情を移入してしまっている。
設問を読んだ段階で、
自分の考えに合わない選択肢は弾いてしまっている。
評論文が苦手な人はこの傾向が強いように思われます。
現代文においては、
筆者が正しいといったことは必ず正しいものとして考えましょう。
自分の感情を移入するな
あなたの意見が戦争反対であっても、筆者が戦争は正しいものだと主張をしていれば、「戦争は正しい」ものとして文章を解かなければなりません。
自分の感情を移入せずに、いかに客観的に文章を読むことができるのか、ここを入試では試されていることを肝に銘じておきましょう。
あくまで、
問題の中では筆者が絶対なんです。