可逆反応と不可逆反応
化学の反応には2タイプのものがあります。
可逆反応と
不可逆反応です。この2つの反応は相反する反応です。早速みてみましょう。
可逆反応
この反応は、水素とヨウ素からヨウ化水素が生成される反応です。
よくみてみると、
矢印が左から右だけではなく右から左にも向いており、両方の反応が成り立っていますよね。
水素とヨウ素を混ぜ合わせると、一部が化合してヨウ化水素が生成されます。
一方で、この生成されたヨウ化水素を瓶の中に放おっておくと、一部が元の水素とヨウ素に戻ります。
このように、物質が生成される反応と物質が分解される反応、どちらも起こる反応のことを
可逆反応と言います。
反対が可能だから可逆、覚えやすいですね。
一方で、可逆反応のように生成と分解の反応どちらも起こるわけではなく、どちらか一方だけの反応しか起こらない反応のことを
不可逆反応と言います。
可逆反応の例
可逆反応には他に、
などがあります。