混合気体
お互いに反応をしない2種類以上の気体を1つの瓶の中につめます。気体同士で反応が起こらないので、気体はそのままの状態で瓶に残っていることになります。
このように、2種類以上の気体が混ざり合っている気体のことを
混合気体と言います。
全圧と分圧
この混合気体において、新しい言葉が登場します。
全圧と
分圧です。
全圧とは、混合気体の示す圧力のことを言い、分圧とは、混合気体に混ざっている個々の気体が、混合気体と同じ体積だったときに示す圧力のことです。
ドルトンの分圧の法則
混合気体の全圧とそれを形成する気体の分圧には、次の法則が成り立ちます。
混合気体の全圧は、それを形成する個々の気体の分圧の和に等しい。
この法則のことを
ドルトンの分圧の法則と言います。
※ドルトンの法則、分圧の法則とも言います。
混合気体Xを形成する気体A、B、Cがあったとします。
Xの圧力をP、A、B、Cの圧力をそれぞれP1、P2、P3としたとき次の計算式が成り立ちます。
X=P1+P2+P3
これがドルトンの分圧の法則です。