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古文単語「やすらふ/休らふ」の意味・解説【ハ行四段活用/ハ行下二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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「やすらふ/休らふ」の意味・活用・使用例【ハ行四段活用/ハ行下二段活用】
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「やすらふ/休らふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「やすらふ/休らふ」には、
①ハ行四段活用
②ハ行下二段活用
の用法がある。
ハ行四段活用
| 未然形 | やすらは |
| 連用形 | やすらひ |
| 終止形 | やすらふ |
| 連体形 | やすらふ |
| 已然形 | やすらへ |
| 命令形 | やすらへ |
■意味1:自動詞
ためらう、躊躇する。
[出典]:百人一首 赤染衛門
「やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて 傾くまでの 月を見しかな」
[訳]:(あなたが来ないとわかっていたなら)ためらわないで寝てしまったでしょうに。(あなたが来るのを待ち続け)夜が更けて、西の空に傾くまで月を眺めたことですよ。
「やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて 傾くまでの 月を見しかな」
[訳]:(あなたが来ないとわかっていたなら)ためらわないで寝てしまったでしょうに。(あなたが来るのを待ち続け)夜が更けて、西の空に傾くまで月を眺めたことですよ。
■意味2:自動詞
たたずむ、足を止める。
[出典]:蜻蛉日記 藤原道綱母
「...木陰にたちやすらふさま、京おぼえていとをかしかめり。」
[訳]:木陰に立ちたたずむ姿は、京を思い起こされてたいそう興味深く思われる。
「...木陰にたちやすらふさま、京おぼえていとをかしかめり。」
[訳]:木陰に立ちたたずむ姿は、京を思い起こされてたいそう興味深く思われる。
■意味3:自動詞
滞在する、留まる。
[出典]:平家物語
「「そのころ、宋朝より、すぐれたる名医わたって、本朝にやすらふことあり。」
[訳]:そのころ、宋の国からすぐれた医者がやってきて、日本に滞在することがあった。
「「そのころ、宋朝より、すぐれたる名医わたって、本朝にやすらふことあり。」
[訳]:そのころ、宋の国からすぐれた医者がやってきて、日本に滞在することがあった。
■意味4:自動詞
休息する、休む。
[出典]:奥の細道 松尾芭蕉
「岩に腰かけて、しばしやすらふほど...」
[訳]:岩に腰をかけて、しばらく休むうちに...
「岩に腰かけて、しばしやすらふほど...」
[訳]:岩に腰をかけて、しばらく休むうちに...
②ハ行下二段活用
| 未然形 | やすらへ |
| 連用形 | やすらへ |
| 終止形 | やすらふ |
| 連体形 | やすらふる |
| 已然形 | やすらふれ |
| 命令形 | やすらへよ |
■意味:他動詞
休ませる、緩める。
[出典]:衣のたて 古今著聞集
「貞任くつばみをやすらへ、しころを振り向けて、『年を経し糸の乱れの苦しさに』と付けたりけり。」
[訳]:安倍貞任は馬のくつわを緩め、しころを(義家の方に)振り向けて、「年月を経た糸には乱れがあるので(それと同じように、衣川の館も年月のほころびにより戦にこらえることができなかった」と付け足したのでした。
「貞任くつばみをやすらへ、しころを振り向けて、『年を経し糸の乱れの苦しさに』と付けたりけり。」
[訳]:安倍貞任は馬のくつわを緩め、しころを(義家の方に)振り向けて、「年月を経た糸には乱れがあるので(それと同じように、衣川の館も年月のほころびにより戦にこらえることができなかった」と付け足したのでした。
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