|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「いたし/甚し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
12,234 views |
「いたし/甚し」」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】
このテキストでは、ク活用の形容詞「いたし/甚し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | いたく | いたから |
連用形 | いたく | いたかり |
終止形 | いたし | ◯ |
連体形 | いたき | いたかる |
已然形 | いたけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | いたかれ |
■意味1
並々でない、激しい、ひどい。
[出典]:百人一首
「風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな」
[訳]:風が激しいので、岩を打つ波が(岩は砕くことはできず)自身のみ砕けるように、(相手の心は冷たく動きもせず、私の心のみ)砕けて物思いをするこのごろです。
「風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな」
[訳]:風が激しいので、岩を打つ波が(岩は砕くことはできず)自身のみ砕けるように、(相手の心は冷たく動きもせず、私の心のみ)砕けて物思いをするこのごろです。
■意味2
立派である。すばらしい、はなはだしくすぐれている。
[出典]:明石 源氏物語
「造れるさま木深く、いたきところまさりて...」
[訳]:(明石入道の家の)造りは木建てが深く、(光源氏が滞在している館よりも)素晴らしい点が多く...
「造れるさま木深く、いたきところまさりて...」
[訳]:(明石入道の家の)造りは木建てが深く、(光源氏が滞在している館よりも)素晴らしい点が多く...
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「やさし/優し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「あたふ/能ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
>
古文単語「あやふし/危ふし」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「さばかり/然ばかり」の意味・解説【連語】
>
古文単語「つひに/終に/遂に」の意味・解説【副詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「いたし/甚し」の意味・解説【形容詞ク活用】
10分前以内
|
>
|
注目テキスト