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古文単語「きふなり/急なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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きふなり/急なり

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形容動詞・ナリ活用

未然形きふなら
連用形きふなりきふに
終止形きふなり
連体形きふなる
已然形きふなれ
命令形きふなれ


意味1

差し迫っている、急いでいる、突然だ

[出典]世に従はん人は 徒然草
「人皆死あることを知りて、待つこと、しかも急ならざるに、覚えずして来る。」

[訳]:人々は皆死があることを知っていますが、(死を)待つことが、そんなにも差し迫ってはいないときに、思いがけなくやってきます。


意味2

短気である、性急である

[出典]:賢木 源氏物語
「いときふに、のどめたるところおはせぬ大臣の...」

[訳]:とても短気で、落ち着いたたところのおありでない大臣が...


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