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古文単語「はやし/早し/速し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
12,581 views |
はやし/早し/速し
形容詞・ク活用
未然形 | はやく | はやから |
連用形 | はやく | はやかり |
終止形 | はやし | ◯ |
連体形 | はやき | はやかる |
已然形 | はやけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | はやかれ |
■意味1
(速度や動作が)
速い、早い。
■意味2
(時間や時期が)
早い。
[出典]:世に従はん人は 徒然草
「迎ふる気、下にまうけたるゆゑに、待ちとるついで甚だ早し。」
[訳]:(葉が散る時機を)待ち受ける生気が、(木の)内部に準備しているので、(葉が散るのを)待ち受け(て芽が出)る順序がとても早いのです。
「迎ふる気、下にまうけたるゆゑに、待ちとるついで甚だ早し。」
[訳]:(葉が散る時機を)待ち受ける生気が、(木の)内部に準備しているので、(葉が散るのを)待ち受け(て芽が出)る順序がとても早いのです。
■意味3
激しい、急である、強い。
[出典]:竜の頸の玉 竹取物語
「はやき風吹きて、世界暗がりて...」
[訳]:激しい風が吹いて、辺りが暗くなり...
「はやき風吹きて、世界暗がりて...」
[訳]:激しい風が吹いて、辺りが暗くなり...
■意味4
香りが強い。
[出典]:梅枝 源氏物語
「今めかしう、少しはやき心しらひを添へて...」
[訳]:今風で、少し香りが強い心配りを添えてあって...
「今めかしう、少しはやき心しらひを添へて...」
[訳]:今風で、少し香りが強い心配りを添えてあって...
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