|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「むなし/空し/虚し」の意味・解説【形容詞シク活用】 |
著作名:
走るメロス
20,073 views |
むなし/空し/虚し
形容詞・シク活用
未然形 | むなしく | むなしから |
連用形 | むなしく | むなしかり |
終止形 | むなし | ◯ |
連体形 | むなしき | むなしかる |
已然形 | むなしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | むなしかれ |
■意味1
空っぽである、中になにもない。
■意味2
はかない、無情である。
[出典]:万葉集
「世の中はむなしきものと知る時...」
[訳]:世の中ははかないものだと理解するとき...
「世の中はむなしきものと知る時...」
[訳]:世の中ははかないものだと理解するとき...
■意味3
魂がない、死んでいる。
[出典]:桐壷 源氏物語
「むなしき御骸を見る見る、なほおはするものと思ふが...」
[訳]:魂のない御遺体を見ながら、依然として(魂が残って)いらっしゃるように思うことが...
「むなしき御骸を見る見る、なほおはするものと思ふが...」
[訳]:魂のない御遺体を見ながら、依然として(魂が残って)いらっしゃるように思うことが...
■意味4
無駄である、無益である。
■意味5
事実無根である。
[出典]:澪標 源氏物語
「あらはに人の知ることならねど、相人の言むなしからず。」
[訳]:真実を明白に人々が知ることではないが、人相見の予言は事実無根ではない。
「あらはに人の知ることならねど、相人の言むなしからず。」
[訳]:真実を明白に人々が知ることではないが、人相見の予言は事実無根ではない。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ひとし/等し/均し/斉し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「かきあつむ/書き集む」の意味・解説【マ行下二段活用】
>
古文単語「さりけれど/然りけれど」の意味・解説【接続詞】
>
古文単語「あふぎちらす/扇ぎ散らす」の意味・解説【サ行四段活用】
>
古文単語「みだる/乱る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「むなし/空し/虚し」の意味・解説【形容詞シク活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング