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古文単語「たまのを/玉の緒」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「たまのを/玉の緒」の意味、解説とその使用例を記している。
玉を貫くひも。
[出典]:宿木 源氏物語
「露をつらぬきとむる玉の緒、はかなげにうちなびきたるなど...」
[訳]:露を貫き止めるひもが、弱々しくなびいているのなど...
「露をつらぬきとむる玉の緒、はかなげにうちなびきたるなど...」
[訳]:露を貫き止めるひもが、弱々しくなびいているのなど...
短いことの例え、少しの間、しばらく。
[出典]:古今和歌集
「死ぬる命生きもやすると試みに玉の緒ばかり逢はむと言はなむ」
[訳]:(恋焦がれて)死ぬ命が生き延びるかもと、試しに少しの間だけ逢おうと言ってみてください。
「死ぬる命生きもやすると試みに玉の緒ばかり逢はむと言はなむ」
[訳]:(恋焦がれて)死ぬ命が生き延びるかもと、試しに少しの間だけ逢おうと言ってみてください。
命、生命。
※魂と肉体をつなぎとめておくひもの意から。
[出典]:新古今和歌集・小倉百人一首
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」
[訳]:(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」
[訳]:(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。
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