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古文単語「ふく/葺く」の意味・解説【カ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
12,891 views |
「ふく/葺く」の意味・活用・使用例【カ行四段活用】
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「ふく/葺く」の意味、解説とその使用例を記している。
「ふく」には
①更く/深く
②老く
③吹く
④葺く
などの用法があるが、ここでは「④葺く」を扱う。
カ行四段活用
未然形 | ふか |
連用形 | ふき |
終止形 | ふく |
連体形 | ふく |
已然形 | ふけ |
命令形 | ふけ |
■意味1:他動詞
(草木などを)
軒先に挿して飾る。
[出典]:折節の 徒然草
「五月、あやめふくころ、早苗取るころ、水鶏のたたくなど心細からぬかは。」
[訳]:五月、(端午の節句に)菖蒲(しようぶ)を家の軒先に挿して飾るころ、早苗を取るころ、水鳥が(戸をたたくような音を)たてて鳴くころなどは、寂しくないことがあろうか、いや、寂しいものだ。
「五月、あやめふくころ、早苗取るころ、水鶏のたたくなど心細からぬかは。」
[訳]:五月、(端午の節句に)菖蒲(しようぶ)を家の軒先に挿して飾るころ、早苗を取るころ、水鳥が(戸をたたくような音を)たてて鳴くころなどは、寂しくないことがあろうか、いや、寂しいものだ。
■意味2:他動詞
屋根を覆う。
[出典]:都遷り 方丈記
「殿に茅ふきても、軒をだに整へず...」
[訳]:宮殿の屋根を茅で覆っても、軒先さえ切りそろえないで...
「殿に茅ふきても、軒をだに整へず...」
[訳]:宮殿の屋根を茅で覆っても、軒先さえ切りそろえないで...
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