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古文単語「せむかたなし」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
31,673 views |
せむかたなし/せんかたなし
このテキストでは、ク活用の形容詞「せむかたなし」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
形容詞・ク活用
未然形 | せむかたなく | せむかたなから |
連用形 | せむかたなく | せむかたなかり |
終止形 | せむかたなし | ◯ |
連体形 | せむかたなき | せむかたなかる |
已然形 | せむかたなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | せむかたなかれ |
■意味1
どうしようもない、なすすべがない。
[出典]:鳥は 枕草子
「...夜深くうちいでたる声の、らうらうじう愛敬づきたる、いみじう心あくがれ、せむかたなし。」
[訳]:...(ほととぎすの)真夜中に泣き出した声が、気品があって魅力があるのは、たいそう心がひかれて、どうしようもない。
「...夜深くうちいでたる声の、らうらうじう愛敬づきたる、いみじう心あくがれ、せむかたなし。」
[訳]:...(ほととぎすの)真夜中に泣き出した声が、気品があって魅力があるのは、たいそう心がひかれて、どうしようもない。
■意味2
我慢できない、たまらなく切ない。
[出典]:物語・源氏の五十余巻 更級日記
「せむかたなく思ひ嘆くに、物語のゆかしさもおぼえずなりぬ。」
[訳]:たまらなく切なく嘆き悲しんでていると、物語を読みたいという気持ちも思わなくなってしまった。
「せむかたなく思ひ嘆くに、物語のゆかしさもおぼえずなりぬ。」
[訳]:たまらなく切なく嘆き悲しんでていると、物語を読みたいという気持ちも思わなくなってしまった。
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