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古文単語「すう/据う」の意味・解説【ワ行下二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
81,703 views |
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「すう/据う」の意味・活用・使用例【ワ行下二段活用】
このテキストでは、ワ行下二段活用の動詞「すう/据う」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ワ行下二段活用
| 未然形 | すゑ |
| 連用形 | すゑ |
| 終止形 | すう |
| 連体形 | すうる |
| 已然形 | すうれ |
| 命令形 | すゑよ |
■意味1:他動詞
置く、設置する、そなえる。
■意味2:他動詞
(建物などを)
構える、設置する。
[出典]:関白殿、二月二十一日に 枕草子
「御桟敷の前に陣屋据ゑさせたまへる...」
[訳]:桟敷の前に陣屋を設置なさっていらっしゃるのは...
「御桟敷の前に陣屋据ゑさせたまへる...」
[訳]:桟敷の前に陣屋を設置なさっていらっしゃるのは...
■意味3:他動詞
(人を)
そばに置く、座らせる、住まわせる。
[出典]:桐壷 源氏物語
「思ふやうならむ人を据ゑて住まばや。」
[訳]:望んでいるような人をそばに置いて住みたいものだ。
「思ふやうならむ人を据ゑて住まばや。」
[訳]:望んでいるような人をそばに置いて住みたいものだ。
■意味4:他動詞
(位に)就かせる。
[出典]:紅葉賀 源氏物語
「坊にも据ゑたてまつらずなりにしを、あかず口惜しう...」
[訳]:(光源氏が)皇太子にも就かせ申し上げることができなくなってしまったことを、(帝は)どこまでも残念に思って...
「坊にも据ゑたてまつらずなりにしを、あかず口惜しう...」
[訳]:(光源氏が)皇太子にも就かせ申し上げることができなくなってしまったことを、(帝は)どこまでも残念に思って...
■意味5:他動詞
止まらせる、とどめる。
[出典]:万葉集
「矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にける」
[訳]:矢形尾の鷹を手に止まらせて三島野で狩りをしない日が続き、一ヶ月が経ってしまった。
「矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にける」
[訳]:矢形尾の鷹を手に止まらせて三島野で狩りをしない日が続き、一ヶ月が経ってしまった。
■意味6:他動詞
印判を押す。
■意味7:他動詞
灸をすえる。
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