manapedia
更新日時:
古文単語「とりこむ/取り籠む」の意味・解説【マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
5,965 views
とりこむ/取り籠む

このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「とりこむ/取り籠む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「とりこむ」には
①取り籠む
②取り込む
などの用法があるが、ここでは「①取り籠む」を扱う。
マ行下二段活用

未然形とりこめ
連用形とりこめ
終止形とりこむ
連体形とりこむる
已然形とりこむれ
命令形とりこめよ


意味:他動詞

取り囲む、閉じ込める

[出典]木曾最期 平家物語
「『只今なるのは大将軍ぞ。あますな者ども、もらすな若党、うてや。』とて、大勢の中にとりこめて、我うっとらんとぞすすみける。」

[訳]:「たったいま(名乗った)のは大将軍だ。討ち残すな皆の者よ、取り逃がすな若者ども、討て。」と言って、大軍の中に(木曽義仲を)取り囲んで、我こそが討ち取ろうと進んだ。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。