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古文単語「いなぶ/否ぶ/辞ぶ」の意味・解説【バ行上二段活用/バ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「いなぶ/否ぶ/辞ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「いなぶ/否ぶ/辞ぶ」には
①バ行上二段活用
②バ行四段活用
の用法があるが、基本的に意味は同じである。
未然形 | いなび |
連用形 | いなび |
終止形 | いなぶ |
連体形 | いなぶる |
已然形 | いなぶれ |
命令形 | いなびよ |
断る、拒む、辞退する、いやがる。
[出典]:蓬莱の玉の枝 竹取物語
「この国に見えぬ玉の枝なり。このたびは、いかでかいなび申さむ。さまもよき人におはす。」
[訳]:この国では見ることのできない玉の枝です。今回は、どうしてお断り申せましょう。(皇子は)身なりも良いお方でいらっしゃいます。
「この国に見えぬ玉の枝なり。このたびは、いかでかいなび申さむ。さまもよき人におはす。」
[訳]:この国では見ることのできない玉の枝です。今回は、どうしてお断り申せましょう。(皇子は)身なりも良いお方でいらっしゃいます。
バ行四段活用のときの活用は以下の通り。
未然形 | いなば |
連用形 | いなび |
終止形 | いなぶ |
連体形 | いなぶ |
已然形 | いなべ |
命令形 | いなべ |
「いなむ」と表記することもある。
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