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古文単語「あく/明く」の意味・解説【カ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
25,521 views |
カ行下二段活用「あく/明く」の意味・使用例
このテキストでは、カ行下二段活用の動詞「あく/明く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「あく」には
①明く
②飽く
③開く/空く
などの用法があるが、ここでは「①明く」を扱う。
カ行下二段活用
未然形 | あけ |
連用形 | あけ |
終止形 | あく |
連体形 | あくる |
已然形 | あくれ |
命令形 | あけよ |
■意味1:自動詞
夜が明ける、明るくなる。
[出典]:九月二十日のころ 徒然草
「九月二十日のころ、ある人に誘はれたてまつりて、明くるまで月見ありく事侍りしに...」
[訳]:九月二十日のころに、あるお方に誘われ申し上げて、夜が明けるまで月を見て歩きまわることがございましたが...
「九月二十日のころ、ある人に誘はれたてまつりて、明くるまで月見ありく事侍りしに...」
[訳]:九月二十日のころに、あるお方に誘われ申し上げて、夜が明けるまで月を見て歩きまわることがございましたが...
■意味2:自動詞
年が明ける、年が改まる。
[出典]:祇王 平家物語
「かくて今年も暮れぬ。明くる春の頃...」
[訳]:このようにして今年も暮れました。年が明けて春の頃...
「かくて今年も暮れぬ。明くる春の頃...」
[訳]:このようにして今年も暮れました。年が明けて春の頃...
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