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古文単語「おぼす/思す」の意味・解説【サ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
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おぼす/思す
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「おぼす/思す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
成り立ち
動詞「思ふ」の未然形「思は」に尊敬を表す助動詞「す」が付いた「思はす」が変化したもの。
サ行四段活用
未然形 | おぼさ |
連用形 | おぼし |
終止形 | おぼす |
連体形 | おぼす |
已然形 | おぼせ |
命令形 | おぼせ |
■意味:他動詞
(「思ふ」の尊敬語で)
お思いになる、お考えになる。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「たまさかに立ち出づるだに、かく思ひのほかなることを見るよと、をかしう思す。」
[訳]:偶然に出てきてさえ、このように思いがけないことに出会うものだよと、面白くお思いになります。
「たまさかに立ち出づるだに、かく思ひのほかなることを見るよと、をかしう思す。」
[訳]:偶然に出てきてさえ、このように思いがけないことに出会うものだよと、面白くお思いになります。
備考
「思し+動詞」の形で、「思ひ+動詞」の尊敬表現となる。
[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「いみじく思し嘆くことあるべし。」
[訳]:たいそうお思い嘆きになることがあるに違いない。
「いみじく思し嘆くことあるべし。」
[訳]:たいそうお思い嘆きになることがあるに違いない。
「思し召す」との違い
同じ意味を持つ言葉に「思し召す」があるが、「思す」よりも「思し召す」の方が敬意が高い。
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