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『鹿柴』現代語訳・書き下し文と解説(押韻など) |
著作名:
走るメロス
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『鹿柴』
このテキストでは、中国の詩人「王維」が詠んだ漢詩『鹿柴』の原文(白文)、書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説(五言絶句・押韻など)を記しています。
白文(原文)
空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
書き下し文
空山人を見ず
但人語の響きを聞くのみ
(または、"但だ聞く人語の響くを")
返景深林に入り
復た照らす青苔の上
現代語訳
空山人を見ず
人気のない寂しい山には、人の姿は見えず
但人語の響きを聞くのみ
ただどこからか人の声が響いてくるだけだ。
返景深林に入り
夕日の光が深い林の中に差し込んできて
復た照らす青苔の上
また青苔の上を照らしている。
単語解説
鹿柴 | 鹿柴とは、鹿を囲うための柵を意味しますが、ここでは王維の別荘があった地名を指します |
空山 | 人気のないひっそりとした山 |
返景 | 夕日の光 |
復照青苔上 | 「太陽が上るときにその光が青苔を差していたが、そのときと同じように夕日もまた青苔を差している」というニュアンス |
■次ページ:五言絶句・押韻・対句の有無など
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