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古文単語「いそぎ/急ぎ」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「いそぎ/急ぎ」の意味、解説とその使用例を記している。
ガ行四段活用の動詞「いそぐ」の連用形が名詞化したもの。
急ぐこと、急用、急なこと。
[出典]:今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先づ出で来て紛れ暮らし、待つ人は障りありて、頼めぬ人は来たり。」
[訳]:今日はそのことをしようと思うのだが、思いもよらない急用が先にできて(それに)気を取られて一日を過ごし、待ち人は差し支えがあって(来ず)、(来るのを)期待させない人は来てしまう。
「今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先づ出で来て紛れ暮らし、待つ人は障りありて、頼めぬ人は来たり。」
[訳]:今日はそのことをしようと思うのだが、思いもよらない急用が先にできて(それに)気を取られて一日を過ごし、待ち人は差し支えがあって(来ず)、(来るのを)期待させない人は来てしまう。
準備、支度、用意。
[出典]:亡児 土佐日記
「かくあるうちに、京にて生まれたりし女児、国にてにはかに失せにしかば、このごろの出で立ち急ぎを見れど、何事も言はず。」
[訳]:このようにしているうちに、京都で生まれた女の子が、(赴任先の土佐の)国で急に亡くなってしまったので、最近の出発の準備をみても、何も言わない。
「かくあるうちに、京にて生まれたりし女児、国にてにはかに失せにしかば、このごろの出で立ち急ぎを見れど、何事も言はず。」
[訳]:このようにしているうちに、京都で生まれた女の子が、(赴任先の土佐の)国で急に亡くなってしまったので、最近の出発の準備をみても、何も言わない。
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