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古文単語「もていづ/持て出づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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もていづ/持て出づ

このテキストでは、ダ行下二段活用の動詞「もていづ/持て出づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ダ行下二段活用

未然形もていで
連用形もていで
終止形もていづ
連体形もていづる
已然形もていづれ
命令形もていでよ


意味1:他動詞

持って出てくる、持ち出す

[出典]蓬莱の玉の枝 竹取物語
「いとかしこくたばかりて、難波にみそかに持て出でぬ。」

[訳]:たいそう巧みに計画をたてて、(玉の枝を)難波までこっそりと持ち出します。


意味2:他動詞

(人目につくように)
表に出す、目立たせる

[出典]:朝顔 源氏物語
持て出でてらうらうじきことも見えたまはざりしかど...」

[訳]表立って才気があって洗練されている様子にもお見えにならなかったが...


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