manapedia
更新日時:
古文単語「いろこのむ/色好む」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
11,518 views
いろこのむ/色好む

このテキストでは、古文単語「いろこのむ/色好む」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

名詞「色」とマ行四段活用の動詞「好む」がくっついた連語。
連語

意味

恋愛の情趣を理解している

[出典]花は盛りに 徒然草
「逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜をひとり明かし、遠き雲居を思ひやり、浅茅が宿に昔をしのぶこそ、色好むとはいはめ。」

[訳]:逢わずに終わった(恋の)辛さを思い、はかない逢瀬を嘆き、長い夜を一人で明かして、遠く離れた所(にいる恋人のこと)をはるかに思い、チガヤの生い茂った荒れ果てた家で昔(の恋)を思い出して懐かしむことこそ、恋愛の情趣を理解すると言えよう。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。