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古文単語「あつし/篤し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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あつし/篤し

このテキストでは、シク活用の形容詞「あつし/篤し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・シク活用

未然形あつしくあつしから
連用形あつしくあつしかり
終止形あつし
連体形あつしきあつしかる
已然形あつしけれ
命令形あつしかれ


意味1

病気が重い、病気がちである

[出典]桐壷 源氏物語
「朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふ積もりにやありけむ、いと篤しくなりゆき、もの心細げに 里がちなるを...」

[訳]:朝夕の宮仕えにつけても、(その女性の行動は)人の心を動揺させ、恨みを受けることが積もりに積もったからでしょうか、(その女性は)たいへん病気がちになり、なんとなく心細そうに実家に帰っていることが多いのを...


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