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古文単語「きりわたる/霧り渡る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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きりわたる/霧り渡る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「きりわたる/霧り渡る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形きりわたら
連用形きりわたり
終止形きりわたる
連体形きりわたる
已然形きりわたれ
命令形きりわたれ


意味:自動詞

霧が一面にたちこめる

[出典]あこがれ/門出 更級日記
「年ごろ遊び慣れつる所を、あらはにこほち散らして、立ち騒ぎて、日の入り際の、いとすごく霧り渡りたるに...」

[訳]:ここ数年遊びなれた家を、丸見えになるほど乱雑に壊して、大騒ぎをし、日がちょうど沈むときで、とても物寂しく霧が一面にたちこめているときに...


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