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古文単語「わびしげなり/侘びしげなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
著作名:
走るメロス
8,221 views |
わびしげなり/侘びしげなり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「わびしげなり/侘びしげなり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | わびしげなら | ◯ |
連用形 | わびしげなり | わびしげに |
終止形 | わびしげなり | ◯ |
連体形 | わびしげなる | ◯ |
已然形 | わびしげなれ | ◯ |
命令形 | わびしげなれ | ◯ |
■意味1
やるせなさそうだ、悲しそうだ、辛く苦しそうだ。
[出典]:にくきもの 枕草子
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。」
[訳]:眠たいと思って横になっていると、蚊が細い声でやるせなさそうに羽音をたてて、顔のあたりを飛び廻っている(のはしゃくに障る)。
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。」
[訳]:眠たいと思って横になっていると、蚊が細い声でやるせなさそうに羽音をたてて、顔のあたりを飛び廻っている(のはしゃくに障る)。
■意味2
みすぼらしい、貧乏じみている。
[出典]:上にさぶらふ御猫は 枕草子
「夕つ方、いみじげに腫れ、あさましげなる犬のわびしげなるが、わななきありけば...」
[訳]:夕方ごろ、たいそう腫れ上がり、あきれるほどひどい様子の犬でみすぼらしいのが、震えて歩くので...
「夕つ方、いみじげに腫れ、あさましげなる犬のわびしげなるが、わななきありけば...」
[訳]:夕方ごろ、たいそう腫れ上がり、あきれるほどひどい様子の犬でみすぼらしいのが、震えて歩くので...
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