|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「おこなふ/行ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
45,212 views |
おこなふ/行ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「おこなふ/行ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行四段活用
未然形 | おこなは |
連用形 | おこなひ |
終止形 | おこなふ |
連体形 | おこなふ |
已然形 | おこなへ |
命令形 | おこなへ |
■意味1:自動詞
仏道を修行する、勤行する。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「人々は帰し給ひて、惟光朝臣とのぞき給へば、ただこの西面にしも、持仏据ゑ奉りて行ふ尼なりけり。」
[訳]:従者はお帰しになって、惟光朝臣と(一緒に家の中を)のぞき見なさると、ちょうどこの西面の部屋に、持仏をお置き申し上げて勤行するのは尼なのでした。
「人々は帰し給ひて、惟光朝臣とのぞき給へば、ただこの西面にしも、持仏据ゑ奉りて行ふ尼なりけり。」
[訳]:従者はお帰しになって、惟光朝臣と(一緒に家の中を)のぞき見なさると、ちょうどこの西面の部屋に、持仏をお置き申し上げて勤行するのは尼なのでした。
■意味2:他動詞
(儀式や行事を)
行う、催す。
[出典]:御国譲りの節会行はれて 徒然草
「御国譲りの節会行はれて...」
[訳]:天皇の譲位の儀式が行われて...
「御国譲りの節会行はれて...」
[訳]:天皇の譲位の儀式が行われて...
■意味3:他動詞
国や領土を治める、政治を執り行う、処理する。
[出典]:心なしと見ゆる者 徒然草
「世の人飢ゑず、寒からぬやうに、世を行はまほしきなり。」
[訳]:世間の人が飢えず、寒い思いをしないように、政治を執り行ってほしいものである。
「世の人飢ゑず、寒からぬやうに、世を行はまほしきなり。」
[訳]:世間の人が飢えず、寒い思いをしないように、政治を執り行ってほしいものである。
■意味4:他動詞
指示する、命令してやらせる。
※この用法の場合、{命令文+と+おこなふ」の形で用いられる。
[出典]:今昔物語
「『行きて彼からめよ。』と行へば...」
[訳]:「行ってあいつを捕まえろ。」と指示すると...
「『行きて彼からめよ。』と行へば...」
[訳]:「行ってあいつを捕まえろ。」と指示すると...
■意味5:他動詞
与える、施す。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「つやつやと/艷艷と」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「そよぐ/戦ぐ」の意味・解説【ガ行四段活用】
>
古文単語「いひがひ/いいがひ/飯匙」の意味・解説【名詞】
>
古文単語「きらめく/煌めく」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「あそぶ/遊ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「おこなふ/行ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
10分前以内
|
>
|