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古文単語「ぬ/寝/寐」の意味・解説【ナ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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「ぬ/寝/寐」の意味・活用・使用例【ナ行下二段活用】

このテキストでは、ナ行下二段活用の動詞「ぬ/寝/寐」の意味、活用、解説とその使用例を記している。





ナ行下二段活用

未然形
連用形
終止形
連体形ぬる
已然形ぬれ
命令形ねよ


意味1:自動詞

横になる、眠る

[出典]古今和歌集
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」

[訳]:思いながら眠りについたので、(あの人が)夢に現れたのだろうか。もし夢とわかっていたなら(夢から)覚めなかったろうに。


意味2:自動詞

男女が共に寝る

「ぬ・ねぶる・ふす」の違い

「ぬ」と似たような言葉で「ねぶる/眠る/睡る」と「ふす/伏す/臥す」がある。「ぬ」が「寝床で眠る」のに対し「ねぶる」は、「睡眠をとる」ことを意味し、寝床ではないところで座ったまま眠ることなどを指す。一方で「ふす」は、「体を横にする」ことを意味し、必ずしも横になって眠ることを指すわけではない

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