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古文単語「かたらふ/語らふ」の意味・解説【ハ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
36,117 views |
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かたらふ/語らふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「かたらふ/語らふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行四段活用
| 未然形 | かたらは |
| 連用形 | かたらひ |
| 終止形 | かたらふ |
| 連体形 | かたらふ |
| 已然形 | かたらへ |
| 命令形 | かたらへ |
■意味1:他動詞
親しく語り合う。
[出典]:狩りの使ひ 伊勢物語
「男いとうれしくて、わが寝る所に率て入りて、子一つより丑三つまであるに、まだ何ごとも語らはぬに帰りにけり。」
[訳]:男はとてもうれしくて、自分が寝ている所に(女を)連れて入り、午後十一時ごろから午前二時頃まで(一緒に)いたのですが、まだ何事も親しく語り合わないうちに(女は)帰ってしまいました。
「男いとうれしくて、わが寝る所に率て入りて、子一つより丑三つまであるに、まだ何ごとも語らはぬに帰りにけり。」
[訳]:男はとてもうれしくて、自分が寝ている所に(女を)連れて入り、午後十一時ごろから午前二時頃まで(一緒に)いたのですが、まだ何事も親しく語り合わないうちに(女は)帰ってしまいました。
■意味2:他動詞
親しく交際する、懇意にする。
[出典]:ありがたきもの 枕草子
「男女をば言はじ、女どちも、契り深くて語らふ人の、末までなかよき人、難し。」
[訳]:男女の仲については言うまでもないが、女同士でも、約束を固くして親しく付き合っている人で、最後まで仲の良い人というのは、めったにない。
「男女をば言はじ、女どちも、契り深くて語らふ人の、末までなかよき人、難し。」
[訳]:男女の仲については言うまでもないが、女同士でも、約束を固くして親しく付き合っている人で、最後まで仲の良い人というのは、めったにない。
■意味3:他動詞
男女が交際する、男女が契る、男女が関係を持つ。
[出典]:明石 源氏物語
「さやうに軽らかに語らふわざをもすなれ...」
[訳]:そのように軽々しく関係を持つこともするようだが...
「さやうに軽らかに語らふわざをもすなれ...」
[訳]:そのように軽々しく関係を持つこともするようだが...
■意味4:他動詞
説得する、言いくるめる、仲間に引き入れる。
[出典]:徒然草
「能ある遊び法師どもなどかたらひて...」
[訳]:芸の優れた遊芸の僧たちなどを仲間に引き入れて...
「能ある遊び法師どもなどかたらひて...」
[訳]:芸の優れた遊芸の僧たちなどを仲間に引き入れて...
■意味5:他動詞
相談する、頼み込む。
[出典]:若紫 源氏物語
「詳しくはえとり申さず、かの祖母に語らひはべりて聞こえさせむ。」
[訳]:詳しくは申し上げられませんが、あの祖母に相談致しまして(ご返事を)申し上げさせましょう。
「詳しくはえとり申さず、かの祖母に語らひはべりて聞こえさせむ。」
[訳]:詳しくは申し上げられませんが、あの祖母に相談致しまして(ご返事を)申し上げさせましょう。
■意味6:他動詞
繰り返し語る。
※上代の用法。
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