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古文単語「かたらふ/語らふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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かたらふ/語らふ

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ハ行四段活用

未然形かたらは
連用形かたらひ
終止形かたらふ
連体形かたらふ
已然形かたらへ
命令形かたらへ


意味1:他動詞

親しく語り合う

[出典]狩りの使ひ 伊勢物語
「男いとうれしくて、わが寝る所に率て入りて、子一つより丑三つまであるに、まだ何ごとも語らはぬに帰りにけり。」

[訳]:男はとてもうれしくて、自分が寝ている所に(女を)連れて入り、午後十一時ごろから午前二時頃まで(一緒に)いたのですが、まだ何事も親しく語り合わないうちに(女は)帰ってしまいました。


意味2:他動詞

親しく交際する、懇意にする

[出典]ありがたきもの 枕草子
「男女をば言はじ、女どちも、契り深くて語らふ人の、末までなかよき人、難し。」

[訳]:男女の仲については言うまでもないが、女同士でも、約束を固くして親しく付き合っている人で、最後まで仲の良い人というのは、めったにない。


意味3:他動詞

男女が交際する、男女が契る、男女が関係を持つ

[出典]:明石 源氏物語
「さやうに軽らかに語らふわざをもすなれ...」

[訳]:そのように軽々しく関係を持つこともするようだが...


意味4:他動詞

説得する、言いくるめる、仲間に引き入れる

[出典]:徒然草
「能ある遊び法師どもなどかたらひて...」

[訳]:芸の優れた遊芸の僧たちなどを仲間に引き入れて...


意味5:他動詞

相談する、頼み込む

[出典]:若紫 源氏物語
「詳しくはえとり申さず、かの祖母に語らひはべりて聞こえさせむ。」

[訳]:詳しくは申し上げられませんが、あの祖母に相談致しまして(ご返事を)申し上げさせましょう。


意味6:他動詞

繰り返し語る

※上代の用法。

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