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古文単語「さやけし/清けし/明けし」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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さやけし/清けし/明けし

このテキストでは、ク活用の形容詞「さやけし/清けし/明けし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・ク活用

未然形さやけくさやけから
連用形さやけくさやけかり
終止形さやけし
連体形さやけきさやけかる
已然形さやけけれ
命令形さやけかれ


意味1

明るい、はっきりしている

[出典]花山院の出家 大鏡
さやけき影を、まばゆく思し召しつるほどに...」

[訳]明るくてはっきりしている月の光をまぶしくお思いになっている間に...


意味2

すがすがしい、澄んでいる

[出典]:万葉集
「わたつみの豊旗雲に入日さし今夜の月夜さやけかりこそ」

[訳]:大海原の上の旗のように美しくなびく雲に夕日がさしている。今夜の月はすがすがしくあってほしいものです。


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