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古文単語「すます/澄ます/清ます/洗ます」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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すます/澄ます/清ます/洗ます

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サ行四段活用

未然形すまさ
連用形すまし
終止形すます
連体形すます
已然形すませ
命令形すませ


意味1:他動詞

洗い清める、洗う、きれいにする

[出典]:若菜下 源氏物語
「女君は、暑くむつかしとて、御髪澄まして、すこしさはやかにもてなしたまへり。」

[訳]:女君は、暑くうっとおしいと言って、御髪を洗い清めて、少しさっぱりとした様子でいらっしゃった。


意味2:他動詞

(水や心などの汚れをのぞいて)
澄むようにする、静める

[出典]刑部卿敦兼と北の方 古今著聞集
「更たけ、夜静かにて、月の光風の音、物ごとに身にしみわたりて、人の恨めしさも取り添へておぼえけるままに、心を澄まして...」

[訳]:夜がふけて、夜は静まり返り、月の光や風の音、ひとつひとつの物が身にしみわたって、夫人への恨めしさも物思いの感情に)付け加えて感じられたので、心を静めて...


意味3:他動詞

(国や世の中などの)
乱れをなくす、鎮める

[出典]:平家物語
「一天をしづめ、四海をすます。」

[訳]:国全体を鎮圧し、全土の乱れをなくす


意味4:補助動詞

心を込めて一心に〜する

[出典]:平家物語
「おし返しおし返し、三返歌ひすましたりければ...」

[訳]:くり返しくり返し、三度心を込めて一心に歌ったので...


意味5:補助動詞

うまく〜する、完全に〜する

[出典]: 平家物語
「さしも御秘蔵さうらふ生食を盗みすまいて上りさうは。」

[訳]:あれほど大切にしていらっしゃる生食(愛馬の名)をうまく盗んで(都に)上るのですよ。


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