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古文単語「ほろぶ/滅ぶ/亡ぶ」の意味・解説【バ行上二段活用】
著作名: 走るメロス
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ほろぶ/滅ぶ/亡ぶ

このテキストでは、バ行上二段活用「ほろぶ/滅ぶ/亡ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

バ行上二段活用

未然形ほろび
連用形ほろび
終止形ほろぶ
連体形ほろぶる
已然形ほろぶれ
命令形ほろびよ


意味1:自動詞

滅ぶ、滅亡する、なくなる

[出典]祇園精舎 平家物語
「たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 」

[訳]:勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまった。まったく(さらされて散っていく)風の前の塵と同じである。


意味2:自動詞

落ちぶれる、すたれる

[出典]:したり顔なるもの 枕草子
「『何かは。いと異様にほろびて侍るなれば』など言ふも...」

[訳]:「いやなに。ひどく落ちぶれているようですので。」などと言うも...

※別訳
「いやなに。あそこはひどく落ちぶれた所だそうですので。」などと言うも...


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