|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「まゐらす/参らす」の意味・解説【サ行下二段活用/連語】 |
|
著作名:
走るメロス
81,825 views |
|
「まゐらす/参らす」の意味・活用・使用例【サ行下二段活用/連語】
このテキストでは、古文単語「まゐらす/参らす」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
「参らす」には、
①サ行下二段活用
②連語
の2つの活用方法があるので、混同しないように注意が必要。
①サ行下二段活用
| 未然形 | まゐらせ |
| 連用形 | まゐらせ |
| 終止形 | まゐらす |
| 連体形 | まゐらする |
| 已然形 | まゐらすれ |
| 命令形 | まゐらせよ |
※ラ行四段活用の動詞「参る」の未然形「まゐら」と使役の助動詞「す」がくっついた形であるが、使役の意味が消えて一語となっている。
■意味1:他動詞
(「与ふ/遣る」の謙譲語で)
差し上げる、献上する。
[出典]:中納言参りたまひて 枕草子
「隆家こそいみじき骨は得てはべれ。それをはらせて参らせむとするに、おぼろけの紙はえ張るまじければ、求めはべるなり。」
[訳]:私、隆家は、素晴らしい骨を手に入れました。その骨に紙を張らせて(中宮様に)差し上げようと思うのですが、ありきたりな紙を張ることはできないので、(それ相応の紙を)探しているところです。
「隆家こそいみじき骨は得てはべれ。それをはらせて参らせむとするに、おぼろけの紙はえ張るまじければ、求めはべるなり。」
[訳]:私、隆家は、素晴らしい骨を手に入れました。その骨に紙を張らせて(中宮様に)差し上げようと思うのですが、ありきたりな紙を張ることはできないので、(それ相応の紙を)探しているところです。
■意味2:補助動詞
お〜申し上げる、〜て差し上げる。
[出典]:宇治川の先陣 平家物語
「橋をばまたたれか渡いてまゐらすべき。治承の合戦に足利又太郎忠綱は鬼神で渡しけるか。重忠瀬踏みつかまつらむ。」
[訳]:「橋をまた誰が架けて差し上げることができましょうか、いやできないでしょう。治承の合戦のときに足利又太郎忠綱は、鬼神であったから渡ったのでしょうか。この重忠が瀬踏みを致しましょう。
「橋をばまたたれか渡いてまゐらすべき。治承の合戦に足利又太郎忠綱は鬼神で渡しけるか。重忠瀬踏みつかまつらむ。」
[訳]:「橋をまた誰が架けて差し上げることができましょうか、いやできないでしょう。治承の合戦のときに足利又太郎忠綱は、鬼神であったから渡ったのでしょうか。この重忠が瀬踏みを致しましょう。
②連語
ラ行四段活用の動詞「参る」の未然形「まゐら」と使役の助動詞「す」がくっついた形であり、こちらは①「参らす」と異なり、使役の意味が残っている。そもそも「参らす」はこちらの意味が始まり。
■意味1
(「与ふ/遣る」の謙譲語で)
参上させる、伺わせる。
[出典]:桐壷 源氏物語
「いつしかと心もとながらせ給ひて、急ぎ参らせて御覧ずるに、めづらかなる稚児の御容貌なり。」
[訳]:(帝は子どもを)早く(見たい)と待ち遠しくお思いになられていたので、急いで(皇子を)参上させてご覧になったところ、めったいないほど(美しい)赤ん坊の御容姿でいらっしゃいます。
「いつしかと心もとながらせ給ひて、急ぎ参らせて御覧ずるに、めづらかなる稚児の御容貌なり。」
[訳]:(帝は子どもを)早く(見たい)と待ち遠しくお思いになられていたので、急いで(皇子を)参上させてご覧になったところ、めったいないほど(美しい)赤ん坊の御容姿でいらっしゃいます。
■意味2
〜てし差し上げさせる。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「なにしに/何為に」の意味・解説【副詞/連語】
>
古文単語「いかる/怒る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「如何ならむ/いかならむ」の意味・解説【連語】
>
古文単語「みをすつ/身を捨つ/身を棄つ」の意味・解説【連語】
>
古文単語「せんざい/せざい/前栽」の意味・解説【名詞】
>
最近見たテキスト
|
古文単語「まゐらす/参らす」の意味・解説【サ行下二段活用/連語】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト
























