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古文単語「ものこころぼそし/物心細し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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ものこころぼそし/物心細し

このテキストでは、ク活用の形容詞「ものこころぼそし/物心細し」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

形容詞・ク活用

未然形ものこころぼそくものこころぼそから
連用形ものこころぼそくものこころぼそかり
終止形ものこころぼそし
連体形ものこころぼそきものこころぼそかる
已然形ものこころぼそけれ
命令形ものこころぼそかれ


意味

なんとなく不安だ、なんとなく心配だ

[出典]伊勢物語
「わが入らむとする道はいと暗う細きに、つたかえでは茂り、物心ぼそく、すずろなるめを見ることと思ふに... 」

[訳]:自分が入ろうとする道は、とても暗く細く、(おまけに)つたや楓が茂っていたので、なんとなく不安で、(この道を行くと)思いがけない目に遭うのだろうと思っていたところ...


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