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古文単語「おふ/追ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「おふ/追ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「おふ」には
①負う(ハ行四段活用)
②生ふ(ハ行上二段活用)
③追ふ(ハ行四段活用)
などがあるが、ここでは「③追ふ」を扱う。
未然形 | おは |
連用形 | おひ |
終止形 | おふ |
連体形 | おふ |
已然形 | おへ |
命令形 | おへ |
追いかける、後を追う。
[出典]:海賊の恐れ 土佐日記
「二十六日。まことにやあらむ。『海賊追ふ。』と言へば、夜中ばかり舟を出だして漕ぎ来る路に手向けする所あり」
[訳]:二十六日。(海賊が追ってくるという噂は)本当なのだろうか。「海賊が後を追う。」と言うので、夜中ぐらいに船を出して漕いでいく途中に、神仏に供え物をする所がある
「二十六日。まことにやあらむ。『海賊追ふ。』と言へば、夜中ばかり舟を出だして漕ぎ来る路に手向けする所あり」
[訳]:二十六日。(海賊が追ってくるという噂は)本当なのだろうか。「海賊が後を追う。」と言うので、夜中ぐらいに船を出して漕いでいく途中に、神仏に供え物をする所がある
目指して行く。
追い払う、追放する。
[出典]:蜻蛉日記
「田守のもの追ひたる声...」
[訳]:田の番人の獣や鳥などを追い払う声が...
「田守のもの追ひたる声...」
[訳]:田の番人の獣や鳥などを追い払う声が...
先払いをする。
※この用法の場合多くが、「先を追ふ」の形で用いられる。
[出典]:徒然草
「この殿大将にて、先を追はれけるを...」
[訳]:この殿が大将であって、先払いをおさせになったのを...
「この殿大将にて、先を追はれけるを...」
[訳]:この殿が大将であって、先払いをおさせになったのを...
先例にならう。
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