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古文単語「けそうなり/顕証なり/顕證なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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けそうなり/顕証なり/顕證なり

このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「けそうなり/顕証なり/顕證なり」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

形容動詞・ナリ活用

未然形けそうなら
連用形けそうなりけそうに
終止形けそうなり
連体形けそうなる
已然形けそうなれ
命令形けそうなれ


※「けしょうなり、けせうなり」と読む場合もある。

意味

目立っている、際立っている

[出典]宮に初めて参りたるころ 枕草子
「高坏に参らせたる大殿油なれば、髪の筋なども、なかなか昼よりも顕証に見えてまばゆけれど、念じて見などす。」

[訳]:高坏にお灯しして差し上げさせた灯火なので、(私の)髪の筋などが、かえって昼(間の時間帯)よりも際立って見えて恥ずかしいのですが、(気恥ずかしいのを)我慢して(中宮様の出した絵を)拝見したりします。


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