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十八史略『進遇於赤壁・赤壁之戦』(曹操撃劉表〜)書き下し文・現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
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十八史略『進遇於赤壁』原文・書き下し文・現代語訳と解説
このテキストでは、十八史略の一節『進遇於赤壁』の「曹操撃劉表〜」から始まる部分の原文(白文)、書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説を記しています。書籍によっては『赤壁之戦』と題するものもありますが、陳寿が著した『赤壁之戦』とは異なるので注意してください。
原文(白文)
曹操撃劉表。
表卒。
子琮挙荊州降操。
劉備奔江陵、操追之。
備走夏口。
操進軍江陵、遂東下。
亮謂備曰、
「請求救於孫将軍。」
亮見権説之。
権大悦。
■つづき
『操遺権書曰〜』
書き下し文
曹操、劉表を撃つ。
表卒す。
子の琮荊州を挙げて操に降る。
劉備江陵に奔り、操之を追ふ。
備夏口に走る。
操軍を江陵に進め、遂に東に下る。
亮備に謂ひて曰く、
「請ふ救ひを孫将軍に求めん。」と。
亮権に見(まみ)えて之に説く。
権大いに悦(よろこ)ぶ。
■つづき
『操権に書を遺りて曰はく〜』
現代語訳(口語訳)
曹操が劉表を攻撃しました。
劉表は死にました。
(劉表の)子の劉琮は、荊州を曹操にささげて降伏しました。
(劉表のもとに身を寄せていた)劉備は江陵に逃げ、曹操はこれを追いました。
劉備は(さらに)夏口へと逃げました。
曹操は軍を江陵に進め、さらに東へと進軍しました。
諸葛亮が劉備に言いました。
「孫権将軍に救いを求めて頂きたい。」と。
諸葛亮は孫権に謁見しこれ(劉備と手を組むこと)を説きました。
孫権は(その話を聞いて)大変喜んだのです。
■つづき
曹操が孫権に書状を送って言うことには~
著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は2億を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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