|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
蜻蛉日記原文全集「かくてかぞふれば」 |
著作名:
古典愛好家
4,616 views |
蜻蛉日記
かくてかぞふれば
かくてかぞふれば、夜見ぬことは三十余日、昼見ぬことは四十余日なかりけり。いとにはかに、あやしといへばおろかなり。心もゆかぬ世とはいひながら、まだいとかかる目は見ざりつれば、見る人々もあやしうめづらかなりと思ひたり。ものしおぼえねば、ながめのみぞせらるる。人目もいとはづかしうおぼえて、おつる泪(なみだ)おしかへしつつふして聞けば、うぐひすぞをりはえて鳴くにつけて、おぼゆるやう。
うぐひすもごもなきものや思ふらん みな月はてぬねをぞなくなる
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
蜻蛉日記原文全集「かくてふるほどに」
>
蜻蛉日記原文全集「かくながら廿余日になりぬる心ち」
>
蜻蛉日記原文全集「九月になりて」
>
蜻蛉日記原文全集「またの日はこうじ暮らして」
>
枕草子 原文全集「御方々、君達、上人など」
>
蜻蛉日記原文全集「中の十日のほどに」
>
枕草子 原文全集「淑景舎、春宮に」其の一
>
最近見たテキスト
蜻蛉日記原文全集「かくてかぞふれば」
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング