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枕草子 原文全集「きよげなるをのこの」 |
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著作名:
古典愛好家
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きよげなるをのこの
きよげなるをのこの、双六(すぐろく)を日一日うちて、なほあかぬにや、みじかき灯台に火をともして、いとあかうかかげて、敵(かたき)の、賽(さい)を責めこひて、とみにも入れねば、筒を盤のうへにたてて待つに、狩衣(かりぎぬ)のくびの、顔にかかれば、片手してをしいれて、こはからぬ烏帽子ふりやりつつ、
「賽いみじく呪ふとも、うちはづしてむや」
と、心もとなげにうちまもりたるこそ、ほこりかにみゆれ。
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