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『神無月のころ』の品詞分解(助動詞など) 徒然草 |
著作名:
走るメロス
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神無月のころ
このテキストでは、徒然草の一節「神無月のころ」(神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりしに〜)の品詞分解を記しています。
※現代語訳:徒然草『神無月のころ』わかりやすい現代語訳と解説
※徒然草は兼好法師によって書かれたとされる随筆です。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりしに、はるかなる苔の細道を踏み分けて、心細く住みなしたる庵あり。
神無月 | ー |
の | 格助詞 |
ころ、 | ー |
栗栖野 | ー |
と | 格助詞 |
いふ | ハ行四段活用・連体形 |
所 | ー |
を | 格助詞 |
過ぎ | ガ行上二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
ある | 連体詞 |
山里 | ー |
に | 格助詞 |
たづね入る | ラ行四段活用・連体形 |
こと | ー |
はべり | ラ行四段活用・連用形・丁寧語 |
し | 過去の助動詞・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
はるかなる | 形容動詞・ナリ活用・連体形 |
苔 | ー |
の | 格助詞 |
細道 | ー |
を | 格助詞 |
踏み分け | カ行下二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
心細く | 形容詞・ク活用・連用形 |
住みなし | サ行四段活用・連用形 |
たる | 存続の助動詞・連体形 |
庵 | ー |
あり。 | ラ行変格活用・終止形 |
■木の葉に埋もるる懸樋のしづくならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに住む人のあればなるべし。
木の葉 | ー |
に | 格助詞 |
埋もるる | ラ行下二段活用・連体形 |
かけひ | ー |
の | 格助詞 |
しづく | ー |
なら | 断定の助動詞・未然形 |
で | 接続助詞 |
は、 | 係助詞 |
つゆ | 副詞 |
おとなふ | ハ行四段活用「おとなふ」の連体形 |
もの | ー |
なし。 | 形容詞・ク活用・終止形 |
閼伽棚 | ー |
に | 格助詞 |
菊・紅葉 | ー |
など | 副助詞 |
折り散らし | サ行四段活用・連用形 |
たる、 | 存続の助動詞・連体形 |
さすがに | 副詞 |
住む | マ行四段活用・連体形 |
人 | ー |
の | 格助詞 |
あれ | ラ行変格活用・已然形 |
ば | 接続助詞 |
なる | 断定の助動詞・連体形 |
べし。 | 推量の助動詞・終止形 |
【ちょっと復習「おとなふ」の意味は?】
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