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古文単語「こしらふ/拵ふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「こしらふ/拵ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「こしらふ」には
①拵ふ
②慰ふ/喩ふ/誘ふ
などの用法があるが、ここでは「①拵ふ」を扱う。
未然形 | こしらへ |
連用形 | こしらへ |
終止形 | こしらふ |
連体形 | こしらふる |
已然形 | こしらふれ |
命令形 | こしらへよ |
組み立てて作る、造る。
[出典]:亀山殿の御池に 徒然草
「さて、宇治の里人を召して、こしらへさせられければ、やすらかに結ひて参らせたりけるが...」
[訳]: そこで、(水車で有名な)宇治の里の人をお呼びになって、(水車を)造らせなさったところ、(彼らは)たやすく(水車を)組み立てて献上したのだが...
「さて、宇治の里人を召して、こしらへさせられければ、やすらかに結ひて参らせたりけるが...」
[訳]: そこで、(水車で有名な)宇治の里の人をお呼びになって、(水車を)造らせなさったところ、(彼らは)たやすく(水車を)組み立てて献上したのだが...
用意する、支度する。
[出典]: 宇治拾遺物語
「馬の草までこしらへ持ちて来たり。」
[訳]:馬の(えさである)草まで用意して持ってきた。
「馬の草までこしらへ持ちて来たり。」
[訳]:馬の(えさである)草まで用意して持ってきた。
計画する。
[出典]:義経記
「かねてこしらへたることなれば、走りまはりて火をかけたり。」
[訳]:あらかじめ計画していたことなので、走り回って火をつけた。
「かねてこしらへたることなれば、走りまはりて火をかけたり。」
[訳]:あらかじめ計画していたことなので、走り回って火をつけた。
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