manapedia
更新日時:
古文単語「うづもる/埋もる」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
12,376 views
うづもる/埋もる

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「うづもる/埋もる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形うづもれ
連用形うづもれ
終止形うづもる
連体形うづもるる
已然形うづもるれ
命令形うづもれよ


意味1:自動詞

埋まる、覆われて見えなくなる

[出典]神無月のころ 徒然草
「木の葉に埋もるる懸樋のしづくならでは、つゆおとなふものなし。」

[訳]:木の葉で覆われて見えなくなっている懸樋のしづく(水がしたたり落ちる音)以外には、まったく音を立てるものがありません。


意味2:自動詞

(才能や評価が世間に)
評価されないでいる、うずもれる

[出典]:名利に使はれて 徒然草
うづもれぬ名を長き世に残さんこそ、あらまほしかるべけれ...」

[訳]埋もれることのない名声を長く世に残すということは、望ましいことであるが...


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。