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『知音』書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説

著者名: 走るメロス
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『知音』

理解を深めるために知っておきたいこと

伯牙は琴の名人として知られ、鍾子期はその親友で、いつも伯牙の琴の音を聴いていました。鍾子期は伯牙の琴の一番の理解者でもありました。2人の友情は鍾子期が死ぬまで続きましたが、鍾子期が死んでから伯牙は、琴を壊して、自分が死ぬまで再び琴を弾くことはありませんでした。というのも、自分の琴の音色を理解してくれる友がこの世の中にはいなくなってしまったからです。

このことから知音は「親しい友、恋人、奥さん」を指すようになりました。

白文(原文)

伯牙鼓琴、鍾子期聴之。

方鼓琴志在太山、鍾子期曰、

「善哉、鼓琴。巍巍乎太山。」


少選之間、而志在流水、鍾子期又曰、

「善哉乎、鼓琴。湯湯乎若流水。」



鍾子期死。伯牙破琴絶絃、終身不復鼓琴。

以為世無足復為鼓琴者。

書き下し文

伯牙 琴を鼓し、鍾子期 之を聴く。

琴を鼓するに方たりて、志太山に在り。鐘子期曰はく、

「善きかな、琴を鼓すること。巍巍乎(ぎぎこ)として太山のごとし」と。


少選の間にして、志 流水に在り。鐘子期又曰はく、

「善きかな、琴を鼓すること。湯湯乎(しゃしゃうこ)として流水のごとし。」と。」



鐘子期死す。伯牙 琴を破り絃を断ち、終身復た琴を鼓せず。

以為(おも)へらく世に復た為に琴を鼓するに足る者無しと。

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『教科書 探求国語総合』 桐原書店
『教科書 国語総合』 桐原書店
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

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